天然歯と同等の歯周組織を有する次世代型口腔インプラントの実証に成功

2015.07.24

日本にインプラント治療が導入されて、約30年以上、技術の向上により普及が進んできた。しかし、天然歯のような生理的な移動が不可能という課題がある。

 

また、インプラント体の破損や周囲炎による重度の歯槽骨吸収も問題視されていることも確かだ。

 
東京理科大学は、セメント質や歯根膜など天然歯と同等の歯周組織を有する「バイオハイブリッドインプラント」を開発。マウスを使った実験では、歯科矯正学的な移動や神経伝達など歯の生理機能を再現し得る可能性を実証した。歯根と同等の機能回復をはかれる次世代型の口腔インプラント治療の実現に期待がかかっている。

 

 

これまで、インプラント治療によって噛む力は回復するが、歯周組織のような神経がないため、噛む際の衝撃を和らげられなかったり、痛みを感じにくかったりという弊害があった。しかし、この「バイオハイブリッドインプラント」では、神経機能まで回復させるため、自然な噛み心地を取り戻すことができ、食事の満足度の向上にも繋がる可能性が大きい。今後は犬などの大型動物でも実験を重ね、5年後には人間への応用を目指すとのこと。

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