金属アレルギー発症原因の解明へ

2017.06.19

ピアスやネックレス、時計などの装着により起こる金属アレルギー。
歯科領域でも詰め物や被せ物、ブリッジ、入れ歯などの金属が原因となり皮膚炎などを引き起こすという症例がある。
そんな身近な疾患であるにもかかわらず、その疾患発症メカニズムは解明されていなかった。
そんな中、大阪大学大学院薬学研究科の研究グループは、
金属アレルギーの発症において、これまで原因と考えられてきた金属イオンではなく、
生体内外で自然発生する金属ナノ粒子が引き金となり発症しえることを発見。

研究グループは、金属から金属イオンのみならず金属ナノ粒子が自然発生するという報告に着眼し、
金属ナノ粒子と金属アレルギー発症の関連を評価。
その結果、マウス実験において、金属ナノ粒子を投与することで、投与金属に対する強い特異的免疫応答が誘導されることが明らかとなった。
また、金属イオンと比較して、金属ナノ粒子は高い割合で所属リンパ節に移行、滞留したうえで金属イオンを放出し、
Th17性の免疫応答を活性化させることで、金属アレルギーを誘導するという。

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