生活習慣病のリスクファクター(喫煙・間食・肥満・高血圧)

2017.12.11

生活習慣病とは、食生活、運動習慣、休養、喫煙、飲酒など日々の生活習慣が原因となって起こるさまざまな病気のことです。
以前は成人病と呼ばれており、最近ではNCDs(非感染性疾患)とも呼ばれています。
日本人の死亡のうち、がんや循環器病などの生活習慣病による死亡が半数以上を占めています。

 

生活習慣病は、生活習慣の改善によって予防が期待できます。
生活習慣病の危険因子(リスクファクター)となる生活習慣は、むし歯や歯周病などのお口の病気にとっても危険因子となるため、生活習慣を改善することはお口の健康にも良いと考えられています。

 

●喫煙
喫煙はさまざまな生活習慣病のリスクとなり、お口の健康とも深く関わっています。
喫煙による歯周病への影響は、たばこを吸う量や期間と関係しており、たばこを吸わないか以前吸っていた人に比べてたばこを吸う量が多い人では、4年間に歯周病が悪くなるリスクが約3倍も高いことが示されています。

 

●間食
世界保健機関(WHO)は、2015年に肥満や生活習慣病を予防するために、脂肪、炭水化物、糖類などの1日の摂取量のガイドラインを示しました。
そのなかの糖類の目標値は、砂糖に換算すると1日あたり25g未満となっています。
間食に含まれている砂糖は、むし歯の原因になることが知られています。
コーヒーや紅茶に砂糖を入れて飲むなど砂糖入りの飲料を飲む頻度が多い人は、むし歯が増加していることから、間食では、食べ物だけではなく飲み物に含まれる砂糖にも注意が必要です。

 

●肥満
肥満は糖尿病や循環器病などの生活習慣病と関連しており、特に内臓脂肪型の肥満はメタボリックシンドロームとなって病気のリスクを高めています。
肥満の指標としてはBMI(ボディマスインデックス:体重(kg)÷身長(m)²)がよく使われています。
BMIが25を超えると過体重、30を超えると肥満と判定されます。
日本人の調査で、やせの人(BMI20未満)に比べて過体重や肥満の人の歯周病リスクが高いことが報告されています。
成人集団の追跡研究では、BMIが高い太り気味の人ほど5年間で歯周病が悪化しており、その傾向は男性よりも女性で顕著でした。

 

●高血圧
血圧が高いと脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まります。
一方、多くの成人が歯周病に罹っており、進行した歯周病の人は治療抵抗性高血圧(降圧剤が効きにくい高血圧)のリスクが高いことが報告されています。

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