糖尿病患者は健常者に比べ、無歯顎の頻度が4倍以上

2018.03.26

糖尿病と口腔環境との関連の研究が進んでいるが、糖尿病患者は無歯顎の頻度が健常者に比べ4倍以上にのぼるという研究結果が発表された。研究グループは、2016年に糖尿病患者の歯周病重症度が加齢や腎機能だけでなく心血管イベントの既往を予測する独立した予測因子であることを報告している。

 

今回追加エントリーされた症例から、糖尿病患者では無歯顎(総義歯)の頻度が高いことが見出されたため、この群がどのような臨床的特徴を有するのかを検討した。対象は外来通院の糖尿病患者321症例(無歯顎70例、残存歯あり251例)。無歯顎70例の年齢は72・9±8・4歳で、無歯顎となった年齢は女性58・0±11・0歳、男性58・7±8・9歳で、60歳代までに無歯顎になった患者は20%にも及んだ。
厚生労働省の「2011年歯科疾患実態調査」によると、国民全体での60歳代の無歯顎の割合は5%以下と報告されている。本研究においては単純計算で糖尿病患者は無歯顎の頻度が4倍以上ということになり、糖尿病と無歯顎の強い関連性が考えられる。

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