コラム
- 2018/06/25
- 院長コラム
フレイル
高齢期になり心身の機能や活力が衰え虚弱になった状態を『フレイル』といいます。
このフレイルは要介護予備群として注目されています。
フレイルは健康と要介護の間の状態で、要介護となる危険性が高いだけでなく、
健康長寿を達成できる割合が下がると言われています。
また、多面的な特徴を持ち、身体の衰えだけでなく、心や社会性の衰えも含まれます。
フレイルの状態を加速させるのがサルコペニア(筋肉の衰え)です。
特に、社会性の低下(人と人とのつながりが少なくなったり、食事を独りでとるなど)が
負の連鎖となり、フレイルから要介護へドミノ倒しになる現象を『フレイル・ドミノ』といいます。
だから、より早く気づき、継続的に頑張れば機能を戻し、維持することができます。
身体や心のささいな衰え(プレフレイル=前虚弱)にいち早く気づくことが大事です。
フレイルを予防して健康長寿を達成するためには、『栄養・運動・社会参加』の3つが重要です。
要介護の状態にならないように、このような心構えを持って生活していくことが大切です。
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