コラム
- 2018/07/09
- 院長コラム
歯周病の現在
歯周病は、歯垢の中の歯周病菌が、歯肉に炎症をおこして、
歯を支えている骨などを溶かしてしまう病気です。
初期段階では、痛みなどの自覚症状がないため、重症化するまで気づきにくく、
歯を失う一番の原因になってます。
また、歯周病菌が全身の病気へ影響を及ぼすことがわかってきました。
歯周病は全身に関わります。
肺炎:食べ物や唾液とともに歯周病菌が気管に入り込み、
誤嚥性肺炎を引き起こします。
糖尿病:糖尿病の人は、歯周病になりやすく、
歯周病は糖尿病を悪化させます。
低体重児出産:妊娠中は、重度の歯周病により早産・低体重児出産の
リスクが高くなると言われています。
癌治療の妨げ:癌治療の際に口内炎の重症化や術後性肺炎を
起こしやすくなります。
歯周病は早産、動脈硬化、心筋梗塞、肥満などとも関係してることがわかってきています。
歯周病かどうかチェックしてみましょう。
・歯肉がムズムズする
・歯が浮いた感じがする
・冷たいものがしみる
・歯磨きで出血する
・起床時口の中がネバネバする
・口臭がする
・歯と歯の間に物が挟まりやすい
・歯がグラグラする
・タバコを吸う
・糖尿病である
など2つ以上該当は要注意です。
かかりつけの歯科医に相談しましょう。
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