コラム
- 2018/01/08
- 院長コラム
長時間のメディア利用、睡眠不足、朝食欠食の子供はむし歯になりやすい?
テレビやゲーム、スマホなどのメディアを長時間利用する子供ほどむし歯が多い。
そんな調査結果が富山大学から発表された。
調査は富山県高岡市内の5つの小学校に通う全児童2109名を対象に実施。
その結果、むし歯のある子どもは全体の9.2%。
1日のメディア利用時間が2時間未満の子供のむし歯の割合が8.6%であったのに対し4時間以上では15.4%と利用時間が長くなるほどむし歯の割合が高まった。
また、睡眠時間が9時間以上の子供のむし歯の割合が6.4%であったのに対して、8時間未満の睡眠では14.2%。
さらに、毎日朝食を食べる子供のむし歯の割合が8.6%であったのに対してほとんど食べない子供では27.3%と、生活習慣とむし歯の関係が示された。
これらの原因としては同大学は、自律神経の活動を介した唾液分泌の量や質の変化に一因があるのではないかということ。
リラックスしている時は副交感神経活動が高くなり、サラサラの唾液が分泌され量も多くなる。
一方、緊張しているときは交感神経活動が高くなり、ネバネバした唾液が分泌され量も少ない。
長時間のメディア利用、睡眠不足、朝食の欠食による空腹ストレスがある状態は交感神経活動が高くなり、唾液分泌量が低下する可能性があるということだ。
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