コラム

三光歯科医院コラム三光歯科医院

  • 2019/06/24
  • 院長コラム

プラークコントロールの重要性

歯磨きを怠ると、歯肉が腫れたり、出血したりします。

この歯肉の腫れは、プラークの毒素が原因と思われます。
プラークとは、歯の表面に見られる付着物のことで、「歯垢」とも呼ばれていました。
しかし、その後の研究で、プラークは歯の汚れというよりも、細菌がパックされたものであることがわかってきました。
つまり、プラークは歯周病の原因となる細菌の塊なのです。


プラークの話をするときにでてくる言葉に、「バイオフィルム」があります。
バイオフィルムはヌルヌルした基質と水のあるところにできます。
身近な例として、台所の排水口にみられる「ぬめり」があります。
バイオフィルムは口の中でも形成されます。
プラークと似ていますが、少し違うのは「バイオフィルムは細菌どうしが情報を伝達しあいながら生きている」という点です。
プラークとバイオフィルムには、定義の違いが少しありますが、広い意味では同じものと言えます。


プラークを放っておくと、次第に歯周ポケットが深くなり、余計にプラークがたまりやすくなり、さらに歯周ポケットが深くなります。
この悪循環を止めるには、プラークコントロールが大事なのです。


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