コラム
- 2022/05/09
- 院長コラム
歯周病予防とサルコペニア
骨格筋は、体重の約4割を占めるとても大きな臓器です。
これは、全身の糖代謝調整において根幹的な役割を担っています。
歯周病が糖尿病の病態悪化の機序としてインスリン抵抗性があげられます。
歯周病菌であるジンジバリス菌の感染が骨格筋の代謝異常をひきおこし、
メタボリックシンドロームのリスクファクターとなっており、
サルコペニア(加齢による骨格筋量の低下)へとつながるのです。
サルコペニアは筋肉量の低下を主体とし機能的低下をも含み、
俊敏性が低下し、転倒しやすくなるなど身体的問題につながります。
これからの超高齢化社会において歯周病予防の重要性がさらに高まるでしょう。
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