コラム
- 2017/12/04
- 院長コラム
AIを用いたCADプログラムを開発
歯科技工物製作のデジタル化が進み、CAD/CAMが急速に普及している。
それによりこれまでの手作業での製作より大幅に労力が軽減されるようになってきた。
そんな中、さらに便利な義歯設計プログラムが登場しそうだ。
歯の形状や大きさは患者個々により異なり、単一のパターンを当てはめることはできない。
そこで、AI(人工知能)に1万パターンの症例を学習させ、歯科用CADに自動出力するプログラムを開発した。
これまでのCAD/CAMでは、歯科技工士が患者の口腔内のデータをもとに、画面を見ながらCADでデザインしていたため、義歯1本あたりのデザインに約15分程度の時間がかかっていた。
しかしこの新たなプログラムでは、クラウド上のAIに患者の歯型データを送るだけで義歯のデザインができるため、作業時間を大幅に短縮することが可能になる。
1本20秒程度でデザインできるとのこと。
ますますデジタル化が進む歯科技工。
歯科技工所はもちろん、歯科医院のスタッフ、使用する側が理解を深めることも大切になってくるだろう。
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